ABOUT

田中 紳次郎(1985年、ロサンゼルス生まれ)は、東京を拠点に活動するマルチメディアアーティスト。アナログとデジタルの境界を超え、近代性や普遍性、人と人とのつながりを探求し、視覚と身体、空間と時間が交錯する作品を生み出している。デザイナー、ダンサー、VJ、イベントプロデューサーとしての経験を背景に、異なるメディアを横断しながら独自の表現を築いている。
ストリートダンス文化やニューヨークでの経験が深く刻まれた創作スタイルは、キャンバスや壁画、インタラクティブ・インスタレーション、アニメーション、ファッション、イベント演出へと広がる。特に映像やアニメーションの分野では、リズムや動き、空間の要素を組み込み、身体表現とデジタル技術を融合させた新たなビジュアル言語を構築。VJとしての経験も活かし、ダンスや音楽との連動による没入感のある作品を展開している。
また、大規模なパブリックアートやインタラクティブなイベントを通じて、日常の風景を創造の場へと変容させることを試みている。観客との関わりを通じて作品が完成するプロセスを重視し、人と人、文化と文化、そしてチャンスをつなぐ“橋”となることを目指している。